「こんなことあるわけ・・・うん、あるある・・・」
映画『ハングオーバー』はめちゃくちゃ笑えるコメディですが、サスペンス扱いしたい本作品。
ハングオーバー（Hangover）は「二日酔い」という意味で、タイトル通り死ぬほど酔った次の日の朝、昨日の記憶がなくて焦った人は少なくないはずです。
そんな私たちにとって、記憶がないときにやらかしたことはとてもコメディではありません！！
まぁ実際はめちゃくちゃ笑える映画『ハングオーバー』なので、見どころをご紹介していきます。
ブラッドリー・クーパー主演、独身最後のバチェラー・パーティーが悪夢の一夜に変わる爆笑コメディ
引用元：amazon
日本では2010年に公開された『ハングオーバー! 消えた花ムコと史上最悪の二日酔い』は、低予算で当時有名スターが出演していなかったにも関わらず、全米で興行収入が2週連続1位になったヒット作です。
その後、2つのシリーズ作品がリリースされるほど人気作になりました。
物語は2日後に結婚を控えた友人の独身最後のバカ騒ぎ（バチェラー・パーティー）をしようと、親友2人と結婚相手の弟の4人でラスベガスに向かうところから始まります。
これからラスベガスで思いっきり楽しもうとしていたはずなのに、気づけば翌日の朝。ホテルのスイートルームはめちゃくちゃで昨日の記憶がさっぱりない。
さらに、見知らぬ赤ちゃんやトラが部屋にいるのに肝心の花婿がどこにも見つからない。
残された3人は、ポケットの中身をヒントに何が起きたのか、そして花婿はどこへ消えたのか探すことになるのです。
酔った時ってなぜか全能感があるよね？ド迫力のやらかしの数々
『ハングオーバー』の魅力は、記憶のない前夜にやらかした出来事のスケールのでかさです。
ヒントを頼りに昨日の足跡を辿っていくのですが、教師のフィル（ブラッドリー・クーパー）や歯科医のスチュ（エド・ヘルムズ）など堅実な職業につく彼らが酔ったときのはっちゃけ具合がすごい。
実は義弟のアラン（ザック・ガリフィアナキス）にお酒にクスリを混ぜられていたせいでぶっ飛んでしまうのですが、それでも酔った時にやらかして次の日反省している姿を見ると他人事とは思えません。
ラスベガスって酔った勢いで結婚できるからコワいですよね。マイク・タイソンのお宅訪問でのやらかしもありますよ。
消えた花婿を探せ！戦犯のあいつはのん気
「結婚式は翌日なのに花婿が全然見つからない！」フィルやスチュは花嫁たちにごまかしながらなんとか探し出そうとします。
そんな中、クスリを盛った元凶のアランはずっとのん気。大富豪の息子で定職に就いておらず、なにかと問題児のアラン。
かっこいいフィルに憧れを抱く一方、スチュへの対応は雑なのがおもしろいです。シリーズ通していつも痛い目にあうスチュがいい味出しています。
ブラッドリー・クーパーのカッコ良さが際立つ
主演のブラッドリー・クーパーは、アカデミー賞にノミネートされた『アメリカン・スナイパー』やレディー・ガガと共演した『アリー/ スター誕生』など本作に出演した後に数々の話題作に出演しています。
いずれもシリアスな2枚目役でカッコいいのですが、個人的には『ハングオーバー』のブラッドリー・クーパーのカッコ良さがなぜか最も際立っているように感じてます。
なんというか、とにかく色気がすごいです。アランのように「フィルかっこいい！」という視点で見てしまいますね。
監督はトッド・フィリップス
監督のトッド・フィリップスは、本作のようなコメディ映画も得意ですがバッドマンシリーズの悪役を描いた『ジョーカー』などシリアスな映画も撮っています。
『ジョーカー』は世界的に有名な悪役・ジョーカーを新たな視点で描いた作品で、心理描写の描き方がすばらしい作品です。
映画『ハングオーバー! 消えた花ムコと史上最悪の二日酔い』あらすじ
2日後に結婚を控えたダグの独身最後の夜を楽しむために親友のフィルとスチュがラスベガスでバチェラー・パーティーを企画。ダグを迎えに行くとダグの義弟となる初対面のアランも参加させて欲しいと言われ、ともにラスベガスに向かうことに。
最高級のスイートルームをとった4人は、ホテルの屋上で酒を飲みかわしこれからの時間を楽しもうとするのですが、気づけば翌日の朝。
荒れ果てた状態のスイートルームで目が覚めたフィル、スチュ、アランは、3人とも昨日の記憶がまったくない。部屋には見知らぬ赤ん坊とトラがいるものの、ダグの姿が見当たらない。3人はポケットの中身を頼りに昨日訪れた場所を辿ってダグの行方を探すのですが・・・。
作品詳細
原題: The Hangover
日本公開日：2010年7月3日
監督：トッド・フィリップス
脚本：ジョン・ルーカス
出演：ブラッドリー・クーパー、エド・ヘルムズ、ザック・ガリフィアナキス、ジャスティン・バーサ、ヘザー・グラハム
